全国公開決定!

高山市文化協会が70周年記念として制作した映画『初めての女』の全国公開が決定しました。

この映画は、令和2年に公開予定でしたが、コロナ禍により仕上げができず、未完成のものを高山市内で数回試写しただけでした。
しかしこの度、完全版として全国公開されることとなりました。

令和6年6月22日(土)、渋谷ユーロスペースより始まり、以降、全国30ヶ所で上映予定です。

映画『初めての女』は、芥川賞の選考委員を長らく務められた、高山市出身の作家瀧井孝作氏の代表作『俳人仲間』の第3篇を原作に映画化したものです。

主なロケ地は全て高山市内で、メインキャスト以外は市民から公募しました。

予告編

概要

 一般社団法人 高山市文化協会は、令和元年で設立70周年を迎えました。
 そこで、高山を代表する俳人であり名誉市民である瀧井孝作生誕125周年を記念し、高山市の文化を織り交ぜた長編映画の制作しました。
 作品名は「初めての女」とし、瀧井氏の代表作の一つである『俳人仲間』の第3篇を原作とし、高山とその近郊で撮影を行い、令和2年3月の公開しました。

【作品タイトル】 高山市文化協会設立70周年記念映画「初めての女」

【作品時間】 120分

【制作体制】
◇監督 小平哲兵  ◇脚本 桑江良佳

【撮影期間】
 2019年11月17日~12月10日の24日間。

【ロケ地】
 岐阜県高山市近郊。

【主要キャスト】

○瀧井孝作(17歳)髙橋 雄祐(たかはしゆうすけ)新潟県出身
プロフィール (外部リンク)
○加藤 菊(芸名:鶴昇 遊郭「黄鶴楼」の人気三味線芸者)三輪 晴香(みわはるか) 滋賀県出身 プロフィール (外部リンク)
○玉(西洋料理店「ひさごや」の美人女中)芋生 悠(いもうはるか) 熊本県出身 プロフィール (外部リンク)

あらすじ

 明治44年、初冬の高山で開かれたある句会にて、当時17才の瀧井孝作は俳句の先生であり、憧れの存在の河東碧悟桐に「自身が経験し、強く感じた句を見たい」と言われ、今まで行ったことのない大人の行き交う店『西洋料理店ひさごや』に行く。そこで、出会った女性・玉に興味を示す。その経験を生かして句を書き、句会にてその句が評価を受ける。
 その事で奢った孝作は意気揚々とさらに新しい経験を求め、三味線芸者を呼ぶ。孝作はそこで出会った女性・鶴昇の都会的な振る舞いや、美しい容姿に惹かれ鶴昇にのめり込むのだが……。別れが訪れ、その経験から孝作はこの地を離れ、俳人となる決断をする。

ウィキペディア「初めての女」2022年12月02日05:53 の投稿は、このウェブページの作成者によるものです。

名前 年齢 人物
瀧井孝作 17 高山に産まれ、父は職人で母は小さい頃に亡くなっている。魚屋に丁稚をしているが高山で行われている俳句会に最年少で通い句会での評価も高い。早々に田舎から飛び出して俳人になりたいと思っている。
瀧井孝作 78 晩年の孝作。東京で俳人として成功している。
加藤 菊 25 芸名:鶴昇。楽街の遊郭・黄鶴楼の人気三味線芸者。品のある佇まいで東京出身の流れ芸者。会話や三味線も上手く、凛としていて美しい。芸者という身の上から将来を案じ、孝作との関係に悩み始める。
20 西洋料理店『ひさごや』の美人女中。結婚はしているが旦那とは疎遠になっており、男女関係に奔放だと噂されている。名古屋出身の女性。明るく社交的。
小鳥良々 19 高山の俳句会では孝作の次に若く、孝作ともよくつるむ。孝作のワガママによく付き合わされているが、家業の指物細工に専念するため、俳句を辞める決断をする。
河東碧悟桐 38 孝作が尊敬する俳人。正岡子規の弟子で句界では知らない人はいない程の名人。普段は接しやすく、柔らかい人。俳句には真っ直ぐであり、孝作の良き師。
梅地 17 孝作の仕事仲間。同い年ということもあり仲が良い。魚屋商人で様々な問屋や支 配人と仕事をすることから、高山の人間に明るく顔が効き、街で起きた事に詳しい。少しトボけた優しい人物。
山崎豊次 23 魚屋『ヤマセ』の手代で、孝作や同じ職場で働く梅地や若い衆から親しまれている。小太りで気風が良く、大人びている姿から孝作から憧れられている。
稲田 30 孝作が勤める川上魚問屋の手代。高山でも大きい魚問屋の経営者で、町でも知られている存在。12 歳から預かっている孝作を立派な商人にするべく指導するが、俳句を覚えてからは仕事そっちのけで俳句に精を出す孝作に頭を抱え、商人はそろばんだけ覚えていればいいと常々釘を刺している。
子太 46 菊が身を置く遊郭「黄鶴」の手代。店を繁盛させるために芸者をアゴで使い、払いの良い客には媚を売るような人物。銭勘定が好き。
福田鋤雲 44 地元の名士として名高い人物。「福田屋」という魚屋を経営しており、そこで孝作も参加している句会を定期的に開催している。碧梧桐を高山に招き、高山の句会を盛り上げようとしている。
瀧井新三郎 57 孝作の父で指物細工の職人。山の投資に失敗し生活が困窮、12歳の孝作を川上魚問屋に丁稚に出した。商人として堅実な道を歩いて欲しいと願っており、孝作が俳句に入れ込んでいるのに反対している。

上映会

  • 第1回上映会 ※終了しました。

 令和2年9月19日(土) 国府交流センター・さくらホール
 令和2年9月24日(木) 丹生川文化ホール
 令和2年9月25日(金)、26日(土) 高山市民文化会館・大ホール

  • 第2回上映会 ※終了しました。

日時 令和3年12月11日(土) ①10:00~/②14:00~
会場 高山市民文化会館・小ホール