第39回(平成27年) 飛騨文芸祭

<入賞作品集 飛騨文藝>

受賞者一覧

文芸祭賞 俳句10句 下垣内 町子 鼠麹草亡骸の手を組みてやる 他
江夏美好賞 該当なし
市長賞 短歌10首 樋田 玲子

留守居詫びわが病室に夫ととりし夕餉が終の別れとなりぬ 他

 〃 小説 松山 正利 「浅春の響き」
市議会議長賞 随筆 下畑 七三 「一冊の古本」
 〃 児童文学 宮本 清則 「竹男」
市教育委員長賞 短歌10首 栃原 よ志ゑ 異国民の土を耕やし村つくり国威掲揚を疑わざりき 他
 〃 現代詩 稲泉 真紀 「扉をひらく」「はなびら」「フェイク」
市文化協会長賞 俳句10句 上田 真穂子 松ヶ根に鳥の来ている初景色 他
 〃 短歌10首 打保 洋子 幅広のスカート穿きて輪に踊る吾に 他
 〃 短歌10首 江尻 恵子 本州を内地と呼びし若き日の津軽海峡は荒れて横たう 他
 〃 短歌10首 片岡 和代 旅人に混じりて汽車を降りてくる息子の姿に思はず手を振る 他
 〃 現代詩 後藤 順 「赤まんま」「午睡」「ある助産師の伝言」
 〃 俳句10句 小林 高子 川縁の草も木も巻き雪解川 他
 〃 小説 塚中 正夫 「南天模様」
 〃 俳句10句 三島 芙蓉 散紅葉踏まずに通りぬけられず 他
 〃 俳句10句 水口 諄子 浅春や脚半巻きゐる父の夢 他
 〃 短歌10首 武藤 久美 翼持つ水色の馬持ちてをり回転木馬はゆつくり巡る 他
 〃 随筆 鹿熊 寅造 「西村先生の思い出とSカーブ」
青竜大賞 該当なし
青竜賞 短歌5首 川上 このか 戦争のおわった日本はあるけれどどこかで聞こえる爆弾の音 他
 〃 短歌5首 森 夢加 刺繍糸で白い布に絵を描くように私の気持ちも縫いつけたいの 他
 〃 短歌5首 森下 公貴 なけなしの小遣い叩き饗応す割り勘なんて男が廃る 他
 〃 短歌5首 森野 周 この風に想いをこめて祈るけど向かってくるは台風ばかり 他
 〃 俳句5句 荒木 健裕 笹舟の大冒険や月涼し 他
 〃 俳句5句 小鳥 雄平 カラコロと心も冷やすアイスティー 他
 〃 俳句5句 川上 このか 臆病な私を待っている若葉 他
 〃 俳句5句 中桐 優飛 母の日のくぐもる声の照れ隠し 他
 〃 俳句5句 松本 洸輔 日は減れど宿題減らず夏終える 他
 〃 現代詩 森 夢加 「一日」「平等」「一センチが遠い」

受賞作品

 受賞作品の詳細については、(一社)高山市文化協会までお問合せ下さい。

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