バックナンバー(広報第91号)
2004/12/29 更新(広報第91号より)
環境保全・文化伝承元年
(社)高山市文化協会 会長 小鳥幸男
輝かしい平成十七年の新春をお祝い致します。
平成十七年二月一日から、二町七村を合併して新しい高山市が発足します。
この日本一広大な面積を保有する新高山市に十万弱の人達が住んでいます。この市域には、市街地を形成する中に住んでいる市民も多くありますが、中山間地と呼ばれる地域住民も当然にあります。
地域文化は海抜の異なるごとに変わるといわれます。例えば風習や方言などを挙げることができると思います。従来、行政機能は、平面的距離が大きな隘路とされてきましたが、交通手段の進歩、通信手段の発達によってその点はやや緩和されてきています。海抜差による立体的文化性の相違は、一つや二つの努力を重ねるくらいでは埋めることができない歴史的背景が横たわることを忘れてはならないと思います。こうした行政では行いにくい点を解消していくための地道な仕事は、当協会に今後課せられるであろうと思います。
新高山市の面積は離島を除く東京都よりも大きくなり、その九三%を山林が占める極めて稀有な市となり、しかもこの市域の中に木曽川、神通川、庄川等の大河川の本支流の源流があるという事実です。環境の時代と言われる二十一世紀は何にも増して環境を保全することが大きな課題となり、山の緑を守ることが、とりもなおさずそこから流れ出る汚れなき源流を守ることに帰結することになります。この仕事は新高山市民に課せられた大きな使命だと思います。いま経済優先の行政指向の中でこうした意識、心の内側を高め合うことが必要になってきます。
今年、当協会にとってはとても嬉しい事があります。長年待ち望んできた”文化伝承館“が三月立派に完成することです。最高の立地条件であるこの場を有意義に活用して、更なる高山市の文化の高揚を図っていきたいものです。今年の高山市は「環境保全・文化伝承元年」にきっとなります。
2004/12/29 更新(広報第91号より)
文化功労顕彰者を表彰
2004/12/29 更新(広報第91号より)
高山文化フォーラム2005 参加団体募集
5月21日・22日に、市民文化会館において「高山文化フォーラム2005」を開催します。
参加を希望される団体は、期限までに所定の用紙で、文化協会までお申し込みください。テーマは歌会始の勅題「歩み」です。
◎芸能の部
参加料 15,000円
出演時間 15分以内
申込期限 1月20日(木)
◎展示の部
参加料 6,000円
2004/12/29 更新(広報第91号より)
完成に向け工事が進む文化伝承館
伝統文化を学び継承する目的で建設されている文化伝承館(仮称)は、3月の完成に向け、城山公園内で順調に工事が進んでいます。建物は、本館(約200平米)、茶室(約27平米)の2棟からなり、いずれも純和風の木造建築です。
なお、4月22日から24日まで、オープニング記念事業を同館で開催する予定です。
詳しくは後日お知らせします。
2004/12/29 更新(広報第91号より)
秋の特別展を開催
●和仁市太郎展
昨年春にオープンした高山市近代文学館(煥章館二階)の記念すべき第一回企画展が、九月十八日から二十六日まで、同館で開催しました。
飛騨詩壇の重鎮・和仁市太郎氏の八十余年にわたる創作活動の跡を、パネルによる作風の解説と原稿や詩集の展示で顧みることができました。
会期中の二十三日には、郷土史家の林格男氏による講演が煥章館の生涯学習ホールで行われ、予想を越える多くの皆さんが参加されました。
■十月十六・十七日の二日間、市民文化会館で「マイコレクション展」と「武田由平展 」の二つの催しを同時開催し、延べ約二千人の方にご来場いただきました。
●マイコレクション展
「マイコレクション展」では、身近な生活用品をはじめ、世界大会の記念品、自分の体験記録、歴史資料および工芸品など、さまざまな分野にわたる出品がありました。
どれをとっても、こだわりを持ちながら、常に意識して収集されたものだけあって、一味違う輝きと、何かを訴える力が感じ取れました。
来場された皆さんからは、感嘆やため息が聞こえ、出品された方からは、次は何を出そうかという声が聞こえてきました。新しい企画となったこの事業は、大きな成果を得ることができました。
●武田由平展
全国の美術教育に大きな影響を与えた武田由平の版画作品を中心に、昭和三十〜四十年代の子どもたちの作品を交え、飛騨の版画教育と武田氏の功績を称える「武田由平展」を開催しました。
作品には、故郷飛騨の風景を題材にしたものが多く、特に明るい色調の作品では、生家からの風景が描かれていて、故郷をこよなく愛しておられたことが感じられます。
武田由平の作品は、市内に思いのほか多く保存されており、今回は展示できなかったものも数多くありました。
このことからも、「飛騨版画教育の祖」といわれた武田由平の情熱と人柄が、飛騨の人々の心の中に、深く受け入れられていることを感じずにはいられません。
2004/12/29 更新(広報第91号より)
飛騨文芸祭表彰式開催
文芸祭賞に野口さん・青竜大賞に橋本さん
十一月二十一日、煥章館において、飛騨文芸祭の表彰式を開催しました。各部門計七十五点の応募の中から入賞された十五名の皆さんが表彰を受けられました。
今年から、十八歳未満を対象とした「青竜賞」を設け、橋本雅さん(松倉中2)が「青竜大賞」を受賞されました。
2004/12/29 更新(広報第91号より)
魅力的なダンスにくぎ付け トリニティ公演
高山市文化振興自主事業「アイリッシュ・ダンス・カンパニー・トリニティ」が、十一月十九日に、市民文化会館大ホールで行われました。
アイルランド生まれのタップダンスを中心に、新しさと古さが混在したダンスが次々と披露され、まるで時空を超越したような不思議で魅力的な舞台に、観客の皆さんは最後までくぎ付けになりました。
「これまでの自主事業の中で、最高だった!」「なぜ高山でこんなに素晴らしい公演が、格安の料金で開催できたの?」など、多くの方から絶賛をいただきました。
文化協会では、今後も質の高い各種公演を低料金で皆さんに提供していきます。