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 2004/09/16 更新(広報第89号より)  高山市近代文学館企画展 和仁市太郎展



高山市近代文学館企画展 和仁市太郎展
9月18日(土)〜26日(日)

 素直に
 わたしは なるたけ
 素直になって 総てのことを
 うけとらうと思ふ

 悲しければ 泣き
 嬉しければ 喜び
 おかしければ 笑ひ(後略)

この詩は、昭和5年、二十歳の時に謄写版印刷で自費出版された『生を視つむる』の中の一編である。

今年94歳を迎えても、なお創作の筆をとる和仁さんには、この20歳のころの詩心が脈々と生きつづけている。

和仁さんは、明治43年に神岡町で生まれ、高等小学校と実業学校を卒業後、いったんは鉱山の関連会社に勤めたが、上京して謄写版印刷の技術を学び、昭和8年に高山の朝日町に「美踏社工房」を創業する。

一方、少年期より詩作に励み、昭和八年にみずから創刊した『山脈詩派』は、この地方ただ一つの詩誌として、戦中戦後の動乱期にも絶えることなく昭和24年まで続けられた。 

その後も同人誌『飛騨作家』・詩誌『すみなわ』に創刊同人として参画し、自らの詩作品を発表するにとどまらず、飛騨の詩壇の核となって活動を続けてきた。

時おり生活感情を滋味豊かに吐露した短歌の分野も含めて、こうした今日までの和仁市太郎の詩業をふり返り、あわせてこの詩人と関わる文芸集団の歩みを回顧したい。

期 間 9月18日(土)〜26日(日)
時 間 午前10時〜午後5時
会 場 市図書館「煥章館」2階 高山市近代文学館
入場料 無料

講演会
演 題 「和仁市太郎氏の詩業」
日 時 9月23日(祝)午後3時
講 師 林格男(はやしただお)先生


 2004/09/16 更新(広報第89号より)  高山の文化を高めた人々23


郷土史研究五十有余年 角竹喜登  文:角竹 弘

●郷土史研究のはじまり

父・喜登が郷土史に興味を持ったのは子供の頃。中学一年のとき学友から借りた「飛騨史略」一冊を筆写したのが、学問への出発だったと聞く。また中学の夏休みには、神岡鉱山の飯場で寝泊りして、鉱山の研究をまとめたり、坂下村の焼畑農業を研究するため、当地に20日余り滞在し調査したというから、書物の上での学問だけでなく、今でいう民俗研究を明治時代の中頃に実践していたことになる。

しかし本格的に郷土史と四つに組んだのは、24歳で荘川尋常高等小学校長に奉職した時だった。

職務上郷土の姿を知りたいと荘川観察録を書き上げ、史学の先生に認められたからであろう。


●本格的な郷土史研究

26歳で灘村の小学校長に奉職して灘村村誌、30歳には丹生川村誌と著述が続いた。その後益田、郡上両郡の視学、武儀中、滋賀県八日市中、高山の斐太中と教職の旅を送るかたわら、郷土史探求は続き、郷土史研究誌「飛騨史壇」「ひだびと」等への投稿や県の仕事、またラジオ放送で10回にわたる郷土史の連続放送をした。

このあたりから角竹喜登の地位が築かれたと思う。


●集めた資料は三万点

昔は古文書等は難なく手に入った。父の話によれば、校長といえども修身や習字を担当した。習字の時間ともなれば、練習用紙は古文書を持参する子が多かった。当時新聞をとっている家庭は少なかった。古文書と新聞紙と交換したらしい。個人の冠婚葬祭文書や借用証文、村方文書等であった。しかし古文書の大切さがわかり、入手が困難になると、月給の一部で購入するようになった。平田、田近書店ではよき客だったらしい。

昭和10年頃、私財を投じて集めた郷土史料を八軒町の自宅の倉庫に整理して「角竹飛騨郷土史料文庫」と名付けた看板が今でも目に写る。


●高山市史執筆の裏ばなし

高山市史上・下を刊行したのが昭和27年、原稿書きは、昭和14年から始まっていた。益田農林高校(現益田高校)での教鞭のかたわらの執筆は朝一番の汽車(5時30分)に乗り、学校で弁当の朝食を食べ、冬は図書館を暖めて生徒を待つ生活のようであった。

5時頃帰宅すると、夕食を食べてすぐ寝る。起床は深夜12時。これからが高山市史の執筆の時間であった。

高山市文化財「角竹郷土史料文庫」史料四万余点 

昭和32年に年高山市郷土館の初代館長に就任し、歴史研究者のよき指導者として活躍した。昭和36年には、長年にわたり苦心収集した史料を高山市郷土館に寄付した。同年、その史料は高山市文化財に指定された。

飛騨の古文書は、江戸時代研究の一級資料。東京の諸研究機関から高額な値段で誘いがあったが、資料は地元に置くのがベターと一さい話にのらなかった晩年の父だった。

昭和39年3月19日岐阜市の自宅で没した。享年79歳であった。

墓は雲龍寺の墓地から移転し、岐阜城を望む長森の墓地で安らかに眠っている。

 2004/09/16 更新(広報第89号より)  わしゃこれが好きなんやさ マイコレクション展


長い時間をかけて収集した大切なもの、
苦労して探し求めたこだわりの品々、
今となっては、なかなか手に入れることがむずかしくなったなつかしい味わいのあるもの……。

そんな「マイコレクション」がたくさん集まりました。かつての生活を思いおこしながら、高尚な美術品や骨董品とはひと味違った、楽しい魅力あふれる収集品をぜひご覧ください。

●10月16日(土)17日(日)
●午前9時〜午後5時(17日は午後4時まで)
●高山市民文化会館

 2004/09/16 更新(広報第89号より)  飛騨教育版画の祖 武田由平作品展


明治九年「煥章学校」が完成し、明治44年「高山男子尋常高等小学校」と名称を変更。大正13年に「高山東尋常小学校」が新築されるまでの間、この「煥章学校」は高山における近代教育の拠点として、学校教育の発展に大きな成果を残し、その歴史を今日に伝えてきました。

版画家・武田由平は明治25年7月9日、灘村冬頭(現・高山市冬頭町)中村家に生まれ、大正3年「高山男子尋常高等小学校」に赴任、大正九年の第二学期から版画教育を取り入れ、以来昭和4年「大分県立中津中学校」へ転任するまでの間、飛騨の教育版画の向上に情熱を傾け、全国の美術教育に大きな影響を与え、飛騨版画の確立に大きく貢献しました。

この度、「煥章学校」をモデルとした市図書館「煥章館」が完成したのを機に、飛騨教育版画の発祥の地である同館において、指導的立場にあった武田由平の功績を讃えて特別企画展を開催します。

●10月16日(土)17日(日)
●午前9時〜午後5時(17日は午後4時まで)
●高山市民文化会館

 2004/09/15 更新(広報第89号より)  お知らせ:古澤巌&東儀秀樹コンサート

・日時/11月11日(水)午後7時
・会場/飛騨センター飛騨芸術堂
・チケット/全席指定4000円(メセナメイト3600円)

 9月20日(祝)午前9時から飛騨センター、市民文化会館などで発売

※メセナメイトの皆さんへ
 今回は前日発売は行いません。一般発売と同一日時に文化会館でお買い求めください。

 2004/09/15 更新(広報第89号より)  お知らせ:平成17年 新年市民互礼会


新年市民互礼会は、例年1月1日に開催していましたが、来年から1月4日に行うことになりました。

・日時 平成17年1月4日 午前11時30分〜
・場所 高山グリーンホテル

 2004/09/15 更新(広報第89号より)  お知らせ:(社)高山市文化協会加盟団体 催事


◆ひだ書作協会会員展
・9月25日(土)〜27日(日)
・会場/市民文化会館
・入場無料

◆高山市民合唱団「ひゆら」
 第46回 定期演奏会
 ・日時/11月6日(土)午後6時30分
 ・会場/市民文化会館大ホール
 ・チケット/大人千円、高校生以下五百円
 (団員及び文化会館で発売)

 2004/09/15 更新(広報第89号より)  高山文化フォーラム2004 



大賞に西川流末広会と飛騨書道連盟

5月22日・23日、市民文化会館において「高山文化フォーラム2004」を開催しました。

今年のテーマ「幸」にそって、各団体が日ごろの成果を競い合った結果、次の皆さんが受賞されました。

今後も、さらに技と感性を磨かれ、合併後においても高山市全体の文化レベルが、一層向上することを期待しています。

【芸能の部】

▽大賞=西川流末広会
▽文化フォーラム賞=高山陣屋太鼓、西川流鯉之祐會、現代津軽三味線徳山流藤泉会、若柳臣流香娥の会、若柳臣流彩の会

【展示の部】

▽大賞=飛騨書道連盟
▽文化フォーラム賞=飛騨俳句会、華道家元池坊斐太支部、日本盆栽協会飛騨支部